[施工事例] ㉟月桂冠　大倉記念館　トイレ改修工事

〇施工内容〇

♢エリア　京都府伏見区　 月桂冠 大倉記念館

♢施工期間　令和6年9月～令和６年10月末　（約２か月）

♢施工種別　店舗内装改修

解体工事、木工事、左官工事、タイル工事、塗装工事、鋼製建具工事

給排水衛生設備工事、電気設備工事

♢建築概要　木造平屋建て

♢施工面積　約35ｍ2（トイレ部のみ）

〇内装仕様〇

住設機器：TOTO

洋式トイレ/ネオレストAS1

手洗い/マーブライトカウンター

多機能トイレ/コンパクト・バリアフリー

トイレブース・多機能トイレ引戸：小松ウォ－ル

天井：ビニールクロス貼り

壁　：ダイノックシート貼り（3MDI-NOC）

タイル　LIXIL（ブース内・手洗い・小便スペース・多機能トイレ）

床　：タイル　LIXIL

施工Before

施工After

月桂冠 大倉記念館には国内はもちろんのこと外国の方も沢山来館されます。

世界中から訪れる多様な方に快適で使いやすいトイレ空間がここに誕生しました。




施工前の課題として

男性トイレ、女性トイレのみで構成されており、一部和式仕様や湿式仕様で床を水で洗い流せる利点はありましたがどこか湿気の残る印象がありました。

そして現代では公共トイレや商業施設、オフィス等に誰もが安心して利用できるトイレ『パブリックトイレ』の設置が求められています。




広さが限定される中、観光のお客様が使用されるための台数を確保すること、

男性トイレ、女性トイレ全洋式化に加え、多様性に備えた『多機能トイレ』を取り入れたレイアウトを提案。

床は乾式仕様にし、管理側の清掃時間短縮や節水等の効果に加え、湿気の少ない明るく清潔感ある計画としました。




プライバシー保護のためトイレブースは天井までのタイプを選定、

洋式トイレは存在感漂い上品さもあるTOTO ネオレスト、手洗いは省スペースでも広くコンパクトに使用できるものを選定しました。

小便器は壁掛けタイプのものとし正面に荷物を置くことが可能になりました。




全体的に上品さを持たせたく床、壁を白とベージュで統一し、トイレブースを暗めの色としアクセント効果を持たせました。

洋式ブース内は間接照明を使用、壁タイルの凹凸と照明が際立つ内装にしました。

各手洗い、小便スペース、多機能トイレの一部壁も同じタイルを使用し、統一感を持たせています。




多機能トイレはベビーチェアやベビーベッド、フィッティングボード、オストメイトなど

性別問わずだれもが利用できる設備が充実したものを設置しました。




省スペースではあるが、動線や使い勝手を考慮し、課題改善を組み込んだコンパクトな『おもてなしトイレ』が完成しました。